API（自動注文）ドキュメント

ページ更新日：2025/11/24

本ページでは、REST API（v1）について説明します。
API の利用には、事前にマイページからお申込みいただいた API キーが必要です。
API を利用することで、貴社システムから SSL 証明書の注文・ステータス確認・証明書ダウンロードなどを自動化できます。
現在は RapidSSL と QuickSSL Premium の注文（ワイルドカード含む）のみ対応していますが、対応商品や機能を拡大予定です。

1. ベース URL

API は本番環境とサンドボックス環境で同じ URL を利用します。

URL：https://www.slogical.co.jp/ssl/api/v1/

サンドボックス環境では実際の請求や証明書発行は行われません。疎通確認や実装テストにご利用ください。
※サンドボックス注文すると、マイページで「キャンセルされた注文」としてご確認いただけます。
※サンドボックス注文では、ファイル認証のAPIキーや証明書などのレスポンスがダミー値になります。

2. 認証（API キー）

API の利用には、事前にマイページからお申込みいただいた API キーが必要です。
弊社にて内容確認のうえ、本番用・サンドボックス用の API キーを発行します。

リクエストヘッダーに、以下の形式で API キーを送信してください。

Authorization: ApiKey <発行されたAPIキー>

接続元 IP アドレス制限をしておりますので、アクセス元IPアドレスをお教えください。
登録されていない IP からのAPIアクセスは認証エラーとなります。

3. エンドポイント一覧

HTTP メソッド	パス	概要
POST	/ssl/api/v1/orders	注文作成（証明書の新規発行／更新）
GET	/ssl/api/v1/orders/{order_id}	注文ステータス・DCV 用トークン取得
DELETE	/ssl/api/v1/orders/{order_id}	注文キャンセル
GET	/ssl/api/v1/certificates/{order_id}	証明書／中間証明書のダウンロード

4. リクエスト形式

文字コード： UTF-8
Content-Type： application/json
ボディ： POST /orders のみ JSON ボディ必須、その他のエンドポイントはボディ不要です。

4-1. 注文作成リクエスト（POST /orders）

代表的なフィールドは次の通りです（実際のフィールド名は英語で、値の内容は日本語を含んでも構いません）。

certificate.product：RapidSSL / RapidSSLWildcard / QuickSSLPremium / QuickSSLPremiumWildcard
certificate.years：1～3（年数）
certificate.csr：PEM 形式の CSR
certificate.dcv：email / file / dns など DCV 方法
organization.corp_name：日本語の会社名
contact.email_invoice：請求書送付先メールアドレス

※ 未使用のフィールドは空文字列でも構いません。必須項目や書式の詳細は、下記の cURLサンプルをご確認ください。

5. レスポンス形式

全てのエンドポイントは JSON でレスポンスを返します。

{
  "status": "OK" | "NG",
  "order_id": 12345,
  "digicert_order_id": 67890,
  "order_status": "issued" | "pending" | "...",
  "token": "dcv-random-value",
  "certificate": "-----BEGIN CERTIFICATE----- ...",
  "intermediate_certificate": "-----BEGIN CERTIFICATE----- ...",
  "message": [
    "説明メッセージ1",
    "説明メッセージ2"
  ]
}

status：API の結果。OK（成功）または NG（エラー）。
order_id：当社システム側の注文 ID。
digicert_order_id：DigiCert 側のオーダー ID（一部エンドポイントのみ）。
order_status：DigiCert 側のステータス（例：pending / issued / rejected）。
token：ファイル認証・DNS 認証で使用するランダムコード。
certificate：サーバー証明書本体（PEM）。
intermediate_certificate：中間 CA 証明書（PEM）。
message：補足情報やエラーメッセージ（英語／英数字）。

6. cURL サンプル

6-1. 注文作成（POST /orders）

サンドボックス環境でのサンプルです。実際の CSR や組織情報に置き換えてご利用ください。

curl -i -X POST "https://www.slogical.co.jp/ssl/api/v1/orders" \
  -H "Authorization: ApiKey <YOUR_SANDBOX_API_KEY>" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "certificate": {
      "product": "RapidSSL",
      "years": 1,
      "is_update": "n",
      "server_type": "その他",
      "csr": "-----BEGIN CERTIFICATE REQUEST-----\nMIICbzCCAVcCAQAwKjELMAkGA1UEBhMCSlAxGzAZBgNVBAMMEnd3dy5zbG9naWNh\nbC5jby5qcDCCASIwDQYJKoZIhvcNAQEBBQADggEPADCCAQoCggEBAJafWY/71gSa\nayKMqZgeYvw3raKJyquMnIIMeVUMtJeeNSwvs54X6By+YbUkECVhQW10Q02BrLzz\n+fnrLUHp9b6QHfDlIOh6vmXNwEsJAwP8TW6ay3XAfLpr0tQ0xH9z3D51coK8Qw9m\nQlzfAN0m9b3vYOJwEFdXJRxIGiMksnOcBQMXDgruGOox/YoNiuXsKChGts9oDYAR\n1o9kzPtAgEC57SEg1TQyNiMXh8J93htgkTX1ZPca59TUiWPT3ZBmRrO4kfUn3f6v\nspnNbzC/fwRDS55x0naXbCh8FBwh1xgLpth/IIZXacp6s6DEDNofk5fZRC7RnMCQ\njEt+/I6ZREECAwEAAaAAMA0GCSqGSIb3DQEBCwUAA4IBAQCRpFDYUUOPDNMu6DGq\nSQj23tMDiUj9Wx1tZzD3n+faRPatkahnAQjmnfOH5OsaYDRkPknA/vVfWfRKNkiY\njFx+UFpyW8RrY+WzfuuEjrBNTFneSrp2h7ot3pbXoH/mQGjduqCzt+sjlhJ4oLMd\numaX7UJjmKwjGSa6itWNPM0FVXDjDhNKO/Lso0+nRvgB3HWxXHST7WeK4RAaLR69\n3Gvckf/2LgrClgYOj336E4hEyPDaQa6ftX2BGtXLq4kRxejjSpOUyv3eC469SnEk\nHJBx+dnaRZq9GZB/lIZxtfcmfKERoW3G8/GpjgWliMTpf3Ur9nzNEWsO6SeTFodT\nRWq8\n-----END CERTIFICATE REQUEST-----",
      "www_option": "",
      "dcv": "file"
    },
    "organization": {
      "corp_name": "株式会社エスロジカル",
      "name1": "関",
      "name2": "一真",
      "name_alph1": "Seki",
      "name_alph2": "Kazumasa",
      "tel": "048-837-7778",
      "email": "seki@slogical.co.jp",
      "post": "3300854",
      "addr1": "埼玉県",
      "addr2": "さいたま市大宮区",
      "addr3": "桜木町1-195-1",
      "addr4": "（省略可能）大宮ソラミチKOZ4階 エキスパートオフィス大宮"
    },
    "contact": {
      "is_postpay": "y",
      "memo": "（省略可能）APIからの注文です"
    }
  }'

6-2. 注文ステータス・DCV トークン取得（GET /orders/{order_id}）

curl -i "https://www.slogical.co.jp/ssl/api/v1/orders/61389" \
  -H "Authorization: ApiKey <YOUR_SANDBOX_API_KEY>"

レスポンスの order_status で発行状況を確認できます。また、token フィールドにファイル認証／DNS 認証で利用するランダムコードが含まれます。

6-3. 証明書ダウンロード（GET /certificates/{order_id}）

curl -i "https://www.slogical.co.jp/ssl/api/v1/certificates/61389" \
  -H "Authorization: ApiKey <YOUR_SANDBOX_API_KEY>"

order_status が issued になった後、このエンドポイントからサーバー証明書と中間証明書（PEM 形式）を取得できます。

6-4. 注文キャンセル（DELETE /orders/{order_id}）

SSL証明書がまだ発行されていない場合に限り、APIからのキャンセルが可能です。
それ以外のステータスではキャンセルはエラーとなり、手動対応が必要です。

curl -i -X DELETE "https://www.slogical.co.jp/ssl/api/v1/orders/61389" \
  -H "Authorization: ApiKey <YOUR_SANDBOX_API_KEY>"

成功時は 200 OK が返り、レスポンスの status が OK になります。

{
  "status": "OK",
  "order_id": 12345,
  "message": [
    "This order has been canceled."
  ]
}

すでにキャンセルされている注文、またはキャンセルできない状態の場合は、
status: "NG" および関連するメッセージが返されます。

7. お問い合わせ

API の仕様に関するご質問など、お気軽にお問い合わせください。

FAQ／情報 SSL証明書