ページ更新日:2026/05/07
SSL証明書の申し込み後、DCV(ドメイン所有権確認)がなかなか完了しないケースがあります。
認証方法(DNS認証・ファイル認証・メール認証)別に、よくある原因と確認ポイントをまとめました。
基本的なDCVの仕組みは DCV(ドメイン所有権確認)の方法 をご参照ください。
認証局から提供された値を正確にコピーしているか確認してください。スペースや改行が混入することがあります。
TXTレコードとCNAMEレコードで指定方法が異なります。どちらを使うべきかも確認してください。
_dnsauth を入力すべきところを _dnsauth.example.com とドメイン名ごと入力してしまうケース)
DNSレコードの変更は世界中に伝播するまで時間がかかります(通常は数分〜数時間、TTLによっては最大24〜48時間)。
dig コマンドまたはオンラインツール(dnschecker.org など)でレコードが正しく伝播しているか確認してください。
dig TXT _dnsauth.example.com
ドメインのCAAレコードに申し込んだ認証局が含まれていない場合、証明書は発行されません。
CAAレコードの確認方法 を参考に確認してください。
ワイルドカード証明書(*.example.com)はDNS認証でのみ発行できます。ファイル認証・メール認証は選択できません。
認証局がアクセスするURLは http://www.example.com/.well-known/pki-validation/[ファイル名] です。
実際にそのURLをブラウザで開いて、ファイルの内容(認証局から指定された文字列)が表示されるか確認してください。
text/plain として返される必要があります
Webサーバーの設定によって .well-known ディレクトリがアクセス禁止になっている場合があります。
# Apache .htaccess で .well-known を許可する設定例
<Directory "/.well-known">
Require all granted
</Directory>
認証局は http:// でファイルにアクセスします。http:// → https:// にリダイレクトしている場合、認証に失敗することがあります。
.well-known/pki-validation/ へのアクセスはリダイレクトから除外するか、HTTPアクセスを一時的に許可してください。
WAF・ファイアウォール・Cloudflareなどがボットアクセスをブロックしている場合、認証局からのアクセスが拒否されることがあります。
一時的にアクセス制限を緩和するか、認証局のIPアドレスを許可リストに追加してください。
メール認証に使用できるアドレスは以下の5種類に限られます。
admin@example.comadministrator@example.comhostmaster@example.compostmaster@example.comwebmaster@example.com上記以外のメールアドレスでは認証できません。これらのメールアドレスを受信できる環境を準備するか、DNS認証・ファイル認証に切り替えてください。
認証局からのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられている場合があります。
送信元ドメイン(DigiCertの場合 @digicert.com または @rapidssl.com など)を許可リストに追加してください。
ドメインのMXレコードが正しく設定されていないと、メールが届きません。
dig MX example.com
WHOISに登録されたメールアドレスが使用できる認証局もあります。認証メールが届かない場合は弊社へお問い合わせください。
📌 関連ページ:
DCV(ドメイン所有権確認)の方法:DNS・ファイル・メール認証
CAAレコードとは?SSL証明書の発行に失敗するケース
SSL証明書発行までの日数について