ページ更新日:2026/04/24
SSL証明書の申し込み時には、申請者がドメインを管理していることを認証局が確認します。これが DCV(Domain Control Validation、ドメイン所有権確認)です。
DCV には主に以下の3つの方法があり、サーバーの環境や権限に応じて選択できます。
| 方法 | 操作内容 | 向いているケース | 難易度 |
| DNS認証 | DNSにTXTレコード(またはCNAMEレコード)を追加 | DNS管理権限がある、ワイルドカード証明書 | ★★☆ |
| ファイル認証 | 指定ファイルをWebサーバーの特定パスに設置 | Webサーバーへのファイルアップロードが可能 | ★☆☆ |
| メール認証 | ドメインの管理者メールアドレスで承認 | DNS・ファイルの変更が難しい、急ぎの発行 | ★☆☆ |
ドメインのDNSに、認証局から指定されたTXTレコードまたはCNAMEレコードを追加する方法です。
ワイルドカード証明書はDNS認証のみ対応しているため、ワイルドカードを申し込む場合は必ずDNS認証を使用します。
TXTレコード設定例:
ホスト名: _dnsauth.example.com タイプ: TXT 値: 認証局から提供された文字列(例:xxxxxxxxxxxxxxxxxxx) TTL: 300(または既定値)
認証局から指定されたファイルを、ドメインのWebサーバーの指定パスに設置する方法です。
ファイルアップロードができればDNS変更が不要なため、Webサーバーの管理者には扱いやすい方法です。
http://www.example.com/.well-known/pki-validation/[ファイル名].well-known ディレクトリにアクセスできない設定になっている場合は、Webサーバーの設定で許可してください。
ドメインの管理者アドレス宛に確認メールが届き、リンクをクリックして承認する方法です。
DNS変更もファイル設置も不要なため、すぐに対応できる場合に便利です。
認証に使用できるメールアドレスは、認証局が定めたもの(以下の形式)に限られます:
admin@example.comadministrator@example.comhostmaster@example.compostmaster@example.comwebmaster@example.com| 状況 | 推奨方法 |
| ワイルドカード証明書を申し込む | DNS認証(必須) |
| Webサーバーへのファイルアップロードができる | ファイル認証(最も簡単) |
| DNS管理権限がある(Route 53・お名前.com等) | DNS認証(更新時も再利用しやすい) |
| admin@ドメインなどのメールが受信できる | メール認証(手順が最小) |
| 本番サーバーに触れない・代理申し込みをする | DNS認証またはメール認証 |
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