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【SSL証明書】FAQ/情報

デジサートのTLSルート戦略 — 2026年11月13日より G5 ルート階層へ移行します

ページ更新日:2026/10/15

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2026年10月15日 更新:G5 への切替が延期されました。
デジサートは既定の発行元を G5 に切り替える日を、2026年10月15日から 2026年11月13日(日本時間 3:00〜5:00。UTC では 11月12日 18:00〜20:00) に延期しました。本ページの日付はすべて延期後のものです。
デジサートの告知(ナレッジベース)

デジサート(DigiCert)は、業界標準への準拠のためTLSルート証明書の再編を進めています。
その中心が、2026年11月13日から既定の発行元となる新しいルート階層 — G5 ルートです。
G5 への移行に加え、クライアント認証EKUの廃止、中間CA証明書の年次ローテーション、
旧 G1 ルートの削除など、複数の変更が同時並行で進みます。

通常のHTTPS用途で、OS・ブラウザ標準のトラストストアを利用しているWebサイトであれば、
「証明書チェーン(中間CA証明書)をきちんと全部入れる」「ピン留め・ハードコードをしない」
という運用ができている限り、お客様側の追加対応は基本的に不要です。

一方、次のいずれかに当てはまる環境は別途の対応が必要です。

変更スケジュール(一覧)

時期 変更内容 影響
2026年4月15日
(実施済み)
Mozilla・Google Chrome が G1 ルートCAをルートストアから削除 G1 階層の証明書は Google Chrome・Mozilla Firefox で信頼されない。G2/G3 階層で再発行・更新が必要
2026年5月15日
(実施済み)
一部の G2/G3 中間CA証明書の失効 その中間CAから発行されたサーバー証明書は、チェーンを検証できず接続先から信頼されない可能性がある。期限前の再発行・更新が必要
2026年5月15日
(実施済み)
G5 クロスルート証明書の失効 サーバー証明書は有効なまま。サーバーに設定しているクロスルート証明書の差し替え(チェーンの入れ替え)で対応
2026年11月13日
(10月15日から延期)
既定の発行元が G5 TLSルート階層へ移行 以降に発行(新規・更新・再発行)される証明書のチェーンが変わる。完全なチェーンの設定が必須
2027年2月28日 G2/G3 階層から発行する証明書の有効期限の切り詰め開始(2027年9月14日 23:59:59 UTC=日本時間 9月15日 8:59:59 まで) G2/G3 を明示選択して発行し続けている場合のみ。G5 で発行した証明書は影響なし
2027年3月1日 パブリックTLS証明書からクライアント認証(clientAuth)EKUを完全廃止 通常のHTTPSは影響なし。mTLS(相互TLS)利用者は代替手段への移行が必要
2027年6月8日 G2/G3 中間CAの選択が、例外承認のないアカウントで不可に G2/G3 を明示選択して発行し続けている場合のみ
2027年9月14日 CertCentral から G2/G3 階層の発行オプションを削除 G2/G3 を明示選択して発行し続けている場合のみ。以後はブラウザ信頼を要しない用途に限り個別承認
2027年9月15日 Google Chrome が対象の G2/G3 階層から発行された証明書を信頼しなくなる G2/G3 階層の証明書が稼働していれば、それまでに G5 で再発行・更新が必要
2027年10月15日 G5 TLS中間CA証明書の年次ローテーション開始(約365日ごと) 再発行・更新のたびに中間CA証明書が変わる可能性。常に発行時のチェーンを設定

※2027年の日程はデジサートの告知どおり UTC 基準です(日本時間は翌朝 9:00 まで前日扱い)。2026年11月13日の移行日のみ日本時間で表記しています。

① G5 TLSルート階層への移行(2026年11月13日〜)

2026年11月13日以降、デジサートは既定で次の G5 ルートから証明書を発行します。

対象は DV・OV・EV のすべてのパブリックTLS証明書で、
DigiCert / GeoTrust / Thawte / RapidSSL / Encryption Everywhere の各ブランドを含みます。
弊社取り扱いの RapidSSL、スタンダード・サーバID、Secure Site、 トゥルービジネスID なども対象です。

移行の理由:Google Chrome が 2027年9月15日より、CAごとに有効なTLSルートを
最大2つまでに制限する方針を示しているためです。デジサートはこれに合わせ、
RSA・ECC 各1つの G5 ルートに集約します。

DigiCert TLS RSA4096 Root G5  (ルート証明書)
┗ G5 中間CA証明書  (例:DigiCert G5 TLS RSA4096 SHA384 2021 CA1 / GeoTrust G5 TLS RSA4096 SHA384 2022 CA1)
    ┗ お客様のコモンネーム  (サーバー証明書)

ECC の場合は DigiCert G5 TLS ECC SHA384 2021 CA1 / GeoTrust G5 TLS ECC P-384 SHA384 2022 CA1 などが中間CAとなります。
古い環境との互換性のため、DigiCert Global G2 cross signed DigiCert TLS RSA 4096 Root G5/
DigiCert Global G3 cross signed DigiCert TLS ECC P384 Root G5 といったクロスルート証明書が使われる場合もあります。

G2/G3 階層の終了スケジュール(明示選択で使い続ける場合)

2026年11月13日以降も、中間CA(ICA)の選択が有効な契約のアカウントに限り、G2/G3 中間CAを明示的に選んで発行できます。
ただし 2027年2月28日以降に G2/G3 から発行する証明書は有効期限が 2027年9月14日 23:59:59 UTC(日本時間 9月15日 8:59:59)までに切り詰められ、
2027年9月15日(UTC)からは Google Chrome がその階層の証明書を信頼しなくなります(上表参照)。
弊社経由のご注文は 11月13日以降 G5 で発行します。G2/G3 固定が必要な環境は、それまでに解消してください。

② クライアント認証EKUの廃止(2027年3月1日)

パブリックTLS証明書から、拡張キー使用法(EKU)のクライアント認証(clientAuth)が削除され、
サーバー認証(serverAuth)のみになります。
通常のWebサイトのHTTPS用途では影響はありません。
パブリックTLS証明書をクライアント側の認証(mTLS)に流用している場合のみ、代替手段への移行が必要です。

詳細は デジサート パブリックTLS証明書のクライアント認証EKUが廃止へ および 廃止スケジュールの延期について をご参照ください。

③ 中間CA証明書の年次ローテーション(2027年10月15日〜)

デジサートは G5 TLS中間CA証明書を約365日ごとにローテーションします。
つまり、証明書を更新・再発行するタイミングによって、組み合わせる中間CA証明書が変わります。
中間CA証明書を一度設定したきり使い回している環境では、チェーン不整合による信頼エラーが起こり得ます。
証明書の発行のたびに、発行メールに含まれる中間CA証明書をセットで設定し直してください。

④ G1ルートCAの削除/中間CA・クロスルート証明書の失効(実施済み)

2026年4月15日に Mozilla と Google Chrome が G1 ルートCAをルートストアから削除し、
同日以降、G1 階層の証明書は Google Chrome・Mozilla Firefox で信頼されなくなりました。
G2/G3 階層での再発行・更新が必要です。

また2026年5月15日には、複数の G2/G3 中間CA証明書と G5 クロスルート証明書が失効しています。
この2つは対応方法が異なります。

SSL証明書インストールチェッカー で、 現在稼働中のサーバーの証明書チェーンをご確認ください。

お客様の対応(通常のWebサイトの場合)

以下は OS・ブラウザ標準のトラストストアを利用する、通常のHTTPS用途の場合の対応です。
独自トラストストアを持つ環境・mTLS 環境は、次章もあわせてご確認ください。

■ 1. 完全な証明書チェーンをインストールする
サーバー証明書だけでなく、発行時に案内される中間CA証明書をすべて設定します。
設定方法は 中間証明書のインストールについて をご参照ください。

■ 2. ルート/中間CA証明書をピン留めしない
証明書ピンニング(Certificate Pinning)を行っていると、G5 移行や中間CAのローテーションで
通信が突然失敗します。ピン留めは廃止してください。

■ 3. CA証明書をハードコードしない
アプリケーションやスクリプトに特定のCA証明書を埋め込まず、OS・ライブラリの
トラストストアを参照する実装にしてください。

上記3点が守られており、かつ検証側が OS・ブラウザ標準のトラストストアを使っていれば、
G5 への移行にあたってお客様側で特別な作業は発生しません。
2026年11月13日以降に発行される証明書を、いつもどおり発行メールの内容に従って設置するだけです。

別途の対応が必要になる環境

■ 独自のトラストストアを使っている環境
アプライアンス、組込機器・IoT、Javaの cacerts、コンテナイメージ内のCAバンドル、
自前のCAバンドルを参照するアプリケーションなどは、OSの更新では G5 ルートが入りません。
DigiCert TLS RSA4096 Root G5 / DigiCert TLS ECC P384 Root G5 の各ルートに加え、
該当する G5 中間CA証明書もあわせて事前に追加してください。

■ mTLS(相互TLS)でパブリックTLS証明書を使っている環境
2027年3月1日のクライアント認証EKU完全廃止までに、X9 PKI for TLS やプライベートトラストへ移行してください。

■ G1 階層の証明書が残っている環境
既に Google Chrome・Mozilla Firefox で信頼されていません。至急、再発行・更新をご検討ください。

■ G2/G3 階層を前提に固定している環境
チェーン検証を決め打ちしている実装は、G5 移行前に解消が必要です。

ご不明な点は お問い合わせ よりご相談ください。

デジサート公式情報

DigiCert TLSルート戦略:業界標準への準拠(DigiCert ナレッジベース)
G5 ルートおよび中間CA証明書の更新(移行ガイド・G2/G3 のタイムライン)
G1/G2/G5 ルート証明書の互換性(対応 OS・ブラウザ一覧)
※スケジュールは変更される場合があります。最新情報は公式ページをご確認ください。