ページ更新日:2026/05/01
VMC証明書(Verified Mark Certificate)を取得してBIMIを設定すると、Gmail・Apple Mail(および米国のYahoo! Mail)の受信トレイに自社のブランドロゴが表示されます。
本ページでは、DMARC設定からVMC申請・BIMI DNSレコード設定・表示確認まで、導入の全手順をステップごとに解説します。
p=quarantine 以上に設定する
BIMIを有効にするには、まずメール認証プロトコル(SPF・DKIM・DMARC)を正しく設定する必要があります。
DMARCポリシーは p=quarantine または p=reject でなければBIMIは機能しません。
| プロトコル | 役割 | 設定例(DNS TXTレコード) |
| SPF | 送信元IPアドレスを承認する | v=spf1 include:_spf.example.com ~all |
| DKIM | 電子署名でメールの改ざんを防ぐ | v=DKIM1; k=rsa; p=(公開鍵) |
| DMARC | SPF・DKIMの結果に基づきポリシーを適用 | v=DMARC1; p=quarantine; rua=mailto:dmarc@example.com |
ポイント:既存のDMARCレコードが p=none の場合は p=quarantine または p=reject に変更してください。
変更前に、SPFとDKIMが正しく設定されていること(認証パスしていること)を事前に確認することを強く推奨します。
VMCで使用するロゴは通常のSVGではなく、SVG Tiny P/S(SVG Tiny Portable/Secure)という形式に準拠している必要があります。
| 要件 | 説明 |
| 形式 | SVG Tiny 1.2 ベースのSVG Tiny P/S規格に準拠 |
| 外部参照の禁止 | 外部ファイル・フォント・スクリプトの参照は不可 |
| アニメーション不可 | 動的要素(アニメーション等)は含められない |
| 正方形推奨 | アスペクト比1:1(正方形)のロゴが推奨される |
| 電子署名 | SVGファイル自体にXMLデジタル署名が必要(VMC発行局が対応) |
一般的なAdobe IllustratorやInkscapeのSVGエクスポートはSVG Tiny P/Sに非準拠の場合があります。
専門のツールまたはBIMI対応の変換サービスを利用するか、デジサートの審査プロセス中にロゴ要件の確認を受けてください。
デジサート VMC証明書を申請するには、商標登録済みのブランドロゴが必要です。
商標の審査区分・カバー地域によっては追加書類が必要になる場合があります。
未登録商標ではVMCを取得できません。商標登録出願中の場合も現時点では対象外です。
VMC証明書発行後、以下の形式でBIMI TXTレコードをDNSに追加します。
default._bimi.example.com. IN TXT "v=BIMI1; l=https://example.com/logo.svg; a=https://example.com/vmc.pem"
default._bimi.(自ドメイン)DNSへの変更反映には最大48時間かかる場合があります。設定後すぐには表示されないことがあります。
| メールクライアント | 確認方法 |
| Gmail | 対象ドメインからGmailアカウント宛にメールを送信し、受信トレイでロゴ(青チェックマーク)の表示を確認する |
| Apple Mail(iOS 16以降) | iPhoneまたはMacのApple Mailで受信メールの差出人欄を確認する |
| Yahoo! Mail(米国のみ) | 米国向けYahoo! Mailで差出人欄のロゴ表示を確認する。日本のYahoo!メールは現時点では未対応。 |
| BIMI検証ツール | BIMI Group公式のBIMI Inspector(https://bimigroup.org/bimi-generator/)でDNSレコードを確認できる |
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